「英語が苦手です」
「英語を見ただけでめまいがしそうです」
そんな悩みを度々耳にしたり、目にすることがあります。
先日スタバのカウンター席でコーヒーを飲んでいた時のこと。
隣の席からふと目に止まった、ある見出し文。
そこにはこう書かれていました。
「どうしたら英語を好きになれるのか」
隣席に座っていたのは、ビジネスマンらしき若い男性でした。
知人でもなければ、会話もしなかったのであくまで推測です。
この男性から伝わってきたのは
「英語が嫌いで苦手意識が強いが、英語を使う事情がありなんとか克服しようと思っている」
ということ。
今回のテーマは
「英語嫌いが好きになることはできるのか、あるとしたらどうしたらいいのか」
結論から言うと、
原因を突き止め、それが解消できたら、次第に好きになれるでしょう。
なぜかというと好き嫌いは移ろいゆくものだからです。
英語に触れる以前は、そもそも好き嫌いの発想すらありませんよね。
好き嫌いの感情は後天的なものなので、好きになる原因、嫌いになる原因が必ずあるはずです。
試験(TOEICなど)の成績があがらないから英語が嫌いだ
日本語と文法や仕組みが違いすぎて理解できないから英語が嫌いだ
うまく会話ができないから英語が嫌いだ
早すぎて聞き取りができないから英語が嫌いだ
上記のはほんの一例です。
こうして書いてみると嫌いになる原因は
英語そのものというより、英語にまつわる外的要因にあることに気付かされます。
英語はコミュニケーションの手段、つまり「道具」です。
単語やフレーズを覚えたり、声に出して読んだり、文法の仕組みを理解したり…
上達するには地道な基礎トレーニングがどうしても必要になってきます。
こればかりは避けることはできません。
試験の成績があがらないのは、戦略とそれに基づく実行が足りないから。
文法の仕組みが理解できないのは、日本語の発想で理解しようとしているから。
会話ができないのは、うまく話そうとする自意識が働き過ぎるから。
早すぎて聞き取れないのは、リスニングと音読の量が圧倒的に足りないから。
嫌なところ、できない自分にフォーカスすると、ますます嫌いになってしまいますよね。
好きになる最初の一歩としては
「わかった!」「できた!」が実感できることに尽きると思います。
英語圏の娯楽、文化、芸術、スポーツなど。
何でもいいので自分が楽しめるテーマを自分で見つけ出して、楽しむことで少しずつ英語に対する興味が湧いてくるでしょう。
楽しいことでないと英語は好きになれないと思います。
いずれにせよ、意識と行動を変えるしかありません。
今回は事例として「英語」を取り上げていますが、
嫌いな人を好きになることはできるのか?でもいいし、異性と接するのが苦手なのを克服したい!でもいい。
苦手な食べ物を食べられるようになるには?でもいい。
自分のテーマに置き換えて一考できたら幸いです。
そんな私は学校の英語の成績は良好で、点数を稼ぎ苦手科目をカバーしていました。
高校生の頃初めて行った外国(シンガポールとマレーシア)英語がほとんど話せず聞き取れず。
長年リスニングとスピーキングに苦しみ悶々としたことはありますが、それが原因で英語が嫌いになったことは一度もありません。
大好きなメタルバンドのメンバーと英語でメタルについて語り合いたい!
紆余曲折の末それは叶い、さらにメタル好きの外国人の彼氏ができたほどですから。
英語を使って叶えたいことが明確なら、乗り越えられますよ。
「英語が嫌いな人の気持ちなんかわからないでしょ!」と聞かれたら
「わからんわ!」というのが本音です。(ああ、言っちゃった)
ただし、テスト勉強は大嫌いです。
テストが嫌いな気持ちは痛いほどわかりますよ。