マーニーです。
日本語の『勉強する』『学習する』『学ぶ』『習う』があるように
英語だと”Study”と”Learn”という言葉がありますね。
あなたはこれらを意識して使い分けしていますか?
私は英語を勉強します。
私は英語を学習します。
I study English.
I learn English.
結論から言うと、どちらを使ってもいいです。
しかし、明確なニュアンスの違いがあります。
英語との関りは長いと一生ものとなりえるので、どう違うのかは明確にしておきたいところですよね。
そこを理解したうえで、自分にとって心地のいいほうを選ぶといいと思います。
studyとlearnの違い
studyは学ぶ過程に着目
“Study”は、本や教材、または学校の授業などを通して、知識理解を深めようとすることを意味します。
学業や学術研究といったアカデミックなニュアンスも含みます。
焦点となるのは学ぶ時間やその過程で、学んだことが身に付いているか否かは問われません。
中学、高校の授業で英語を勉強したが、身につかなかったことを伝えるときには
I studied English in junior and senior high school but I didn’t learn anything.
と表現することができます。
learnは学んで身につけた成果に着目
“Learn”は誰かから習う、もしくは本や教材からの独学、練習、体験などを通じて、知識や技術を習得することをいいます。
学びや練習の過程よりも、その成果として身についているかに焦点を当てているのが特徴です。
こうしてみると
I’m studying English.
だと、(身についている確信は持てないけど)英語を勉強しているという意味にとれますし、
I’m learning English.
だと、(程度の差はあれ身についていると踏まえて)英語を学んでいると表現できますね。
日本語の勉強、学習、習う、学ぶの違い
第二言語として英語を身につけると決めたなら、普段使う日本語を見つめ直すよい機会です。
ここで視点を変えて一度整理してみましょう。
勉強する
学業、技術などを身につける努力をすること。
学ぼうと努力すること、勉め強いること。
受験対策はまさしく勉強そのものです。
受験勉強とは言いますが、受験学習という言葉は聞きませんよね。
学習する
学問、技芸など、学んだことを習得すること。
経験することによって身につけること。
学ぶ+習う=「学習」とも取れます。
学ぶは真似ぶ(まねぶ)からきていて、独学でも使えます。
習うは誰かから習うことです。
おわりに
いかがでしたか?
英語を学んでいると英語での意味やニュアンスのほうに意識が向きがちですが、いま一度普段使っている日本語にも目を向けてみると多くの気づきがあるかも?
ということをお伝えして、締めくくろうと思います。
英語をどのようにしたいのか。
英語を使ってどうなりたいのか。
あなたが求める英語の学びのあり方は、study(勉強)なのかlearn(学習)なのか。
あなたの方針が明確になるきっかけとなれば幸いです。